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農村づくり、再生資源業界のモデル転換を後押し。
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中国山東省済南市商河県孟東村には、広々としたきれいな通りに閑静な街並み、緑豊かな街路樹といった美しい景色が広がっている。 同県で清掃や環境衛生サービスを手掛ける中再生（商河）環衛の任国正董事長は「当社は都市と農村の環境衛生の統合と農村のごみ分別を組み合わせることで、ここの居住環境を全面的に改善した」と語った。
農村部での環境衛生サービスの展開は、再生可能資源産業のモデル転換と高度化を促進する上で効果的な手法となっている。同県では先ごろ、供銷合作社（協同組合に相当）農村環境サービスの現地会議が開かれた。会議に出席した中華全国供銷合作総社党組織メンバーで理事会副主任を務める侯順利氏は、供銷合作社による再生資源の回収利用と農村部でのごみの収集・運搬の2つのネットワークを統合することを積極的に推進していると説明。都市部と農村部の環境衛生の統合を促進することは、供銷合作社がサービスを展開する上で、有効な手法になるとの見方を示した。
再生資源の回収利用は、供銷合作社が長らく手掛けてきた主力事業だが、長年にわたって大半のリサイクル企業の経営パターンは単一であり、大幅に規模を縮小してきた。また、新しい環境保護法や汚染物質の排出基準の実施に伴い、再生資源産業が発展する上でより高い基準が適用された。こうした厳しい状況の中、供銷合作社は早急なモデル転換を迫られている。
中国再生資源回収利用協会の潘永剛副会長兼秘書長は、農村部の再生資源の収集・運搬システムを改善する必要があると提言。国による農村振興戦略の実施という歴史的な機会を捉えて、農村部の環境美化や生活ごみの分別収集・処理、再生資源の回収利用などに積極的に関り、現在の商品取引型から環境サービス型への転換を図るべきとの考えを示した。
中華全国供銷合作総社経済発展・改革部のアディリ・ウブリ部長は、近年、各地の供銷合作社が再生資源の回収利用と回収・運搬ネットワークの統合を推進し、大きな成果を上げていると説明した。
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