中国銀行研究院はこのほど発表した報告書の中で、今年の世界経済の成長率が約5.8%になると予想した。報告書の要旨は下記の通り。
世界の生産は今年上半期、徐々にコロナ前の水準に近づいており、消費の回復ペースが上がった。需給の回復の足並みが揃わない状況がやや改善され、世界の商品貿易の回復ペースがサービス貿易を上回った。同時に貿易の回復に二極化が存在する。欧米などの先進国は回復ペースを上げはじめており、一部の新興経済体は回復の原動力が乏しい。
今年下半期を展望すると、各地域の回復の進み具合の二極化が深まる。米連邦準備制度理事会の金融政策の正常化の予想が強まり、世界の金融市場の変動が拡大する可能性がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年7月8日