シンガポールの複数の高官がこのほど、ASEANと中国は経済協力の新チャンスを求めるべきと表明した。
シンガポールの通商交流及び協力を促進する機関「通商中国」が開催する2021年「慧眼中国ユニバーサルフォーラム」が12日、シンガポールで開幕した。シンガポールのヘン・スイキャット副首相兼経済政策調整相はフォーラムの席上、「今年はASEAN・中国対話関係構築30周年だ。ASEANと中国の関係は30年に渡り力強く発展し、絶えず掘り下げられ、双方の国民に福をもたらした。今やASEANと中国は互いに最大の貿易パートナーだ。双方はこの堅固な基礎を踏まえた上で新チャンスを求め、デジタル化や持続可能な発展などの協力を強化するべきだ」と表明した。
シンガポールのガン・キムヨン貿易産業大臣はフォーラムで、「シンガポールとASEANは中国と引き続き力強い経済関係を維持し、実体及びデジタル貿易を強化するべきだ」と述べた。
シンガポールの保健相、シンガポール・広東協力理事会シンガポール側連合主席のオン・イエクン氏は、「国際陸海貿易新ルートは、東南アジアと中国の経済・貿易関係を強化した。双方のデジタル・金融面の相互接続も日増しに重要になっている。粤港澳大湾区の力強い発展のけん引を受け、シンガポールと広東省の協力にも大きな発展の余地が生じている」と表明した。
フォーラムはオンライン・オフライン形式で開催。中国とASEAN諸国の1500人超の政治・経済界の関係者が出席した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年7月17日