AP通信も、中国の4~6月期の経済成長率は前年同期比で鈍化したものの、7.9%と依然として力強い伸びを示していると指摘。中国経済はコロナ禍から回復し安定に向かっていると伝えた。
中国の持続的な経済成長は、コロナ後の世界経済の回復に引き続き大きく貢献する見通しだ。世界銀行の最新レポートによると、2021年に東アジア・太平洋地域は最も力強い回復を見せる見通しだが、これは中国の力強い成長に依るところが大きいとの見方を示した。
米ウォール・ストリート・ジャーナルは、中国は並大抵では無い回復力を持続的に示していると指摘。中国は高い経済成長率を維持する一方で、経済発展の不均衡など根深い問題に対処するための政策余地も持ち合わせていると報じた。
オックスフォード・エコノミクスの最新レポートによると、中国の個人消費は下半期も引き続き活発になる見通しだ。企業の収益力向上と、中小企業・先進製造業・戦略的ハイテク産業に対する政策支援が企業投資を支える見通しだ。また、世界のサプライチェーンのボトルネックが徐々に解消されていくことも、中国の輸出を支える要因になると予想する。
ムーディーズ・インベスターズ・サービスは先般発表したレポートで、「中国の経済回復は2021年に入ってからさらに勢いを増し、回復が拡大している」と指摘。米フォーブスは、「世界経済の回復に伴い、中国の輸出の伸びは今後数カ月で一段と加速するだろう」と分析した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年8月1日