中国国際数学娯楽産業大会（CDEC）がこのほど、上海で開かれた。大会で発表された『2021年1～6月中国ゲーム産業報告』によると、2021年上半期の国内ゲーム市場の実質売上高は1504億9300万元で、前年同期比7.89%増加した。

　2021年上半期、中国のゲームユーザー数は6億6700万人に達し前年同期比1.38%増加し、伸び率は引き続き鈍化した。人口構造の変化に伴い、今後のゲーム市場の競争はより激化し、企業と商品に対する要求も高まることが予想される。

　2021年上半期、中国が自主開発したゲームの国内市場実質売上高は1301億1200万元で同8.3%増加し、中国ゲーム市場全体の8割以上を占めた。

　また、中国が自主開発したゲームの海外市場実質売上高は84億6800万ドルで同比11.58%増加。自主開発したゲーム商品の海外収入は引き続き増加し、国産ゲームの「グローバル化」は大勢の赴くところになっている。国・地域別で見ると、米国、日本、韓国が主な市場で、総収入は海外市場の59.51%を占めた。

　上半期の国内市場のモバイルゲーム実質売上高は全体の76.26%、端末ゲームは19.86%、ウェブゲームは2.01%を占めた。モバイルゲームは国内ゲーム市場の売上高の主な収入源である。モバイルゲームユーザー数は5億5600万人で同1.34%増加。前年同期比の伸び率はやや鈍化したが、ユーザー層は広く、操作しやすいことから、モバイルゲームの国内ゲーム市場主導状態は続いている。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2021年8月3日