国家外貨管理局がこのほど発表したデータによると、今年3月末時点の中国の外債保有残高は前年末比5%増の2兆5000億ドルにのぼった。伸び率は過去数年の各四半期の伸び率とほぼ同等。全体的に見ると、中国の外債規模は近年着実に増加しており、現在もこの流れを維持している。
2020年以降、外資による国内債券購入が外債増加分の約半分を占めている。これは主に中国経済が真っ先に回復し、債券市場の開放を維持し、人民元建て資産の収益が良好で、リスクヘッジにおける信頼性も強まっているためだ。これらの外債投資家のうち過半数が海外中央銀行及びソブリン・ウエルス・ファンド。投資目標は主に政府部門が発行する債券で、安定性が比較的高い。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年8月3日