このほど印刷・配布された「『十四五』ビジネス発展計画」(以下「同計画」)は外資導入の目標を明らかにし、一連の重点措置を打ち出した。外資は将来的に質向上及び構造最適化を続け、国民経済の循環により良く溶け込む。
第14次五カ年計画期間(2021-25年)の5年間で、実行ベース外商直接投資導入額が累計7000億ドルにのぼり、そのうちハイテク製造業及びサービス業の割合が上がる見通しだ。中国の外資導入の勢いはどの程度だろうか。その説得力を持つのは重点プロジェクトだ。広州ヒュンダイ汽車水素燃料電池プロジェクト、重慶ボッシュ水素動力システム、広州サーモフィッシャーバイオ医薬品、上海レゴランドなど、今年に入り一連の象徴的な大型プロジェクトが次々と成立している。
データによると、上半期に新設・増資された契約額1億ドル以上の外資大型プロジェクトは前年同期比81.3%増、2019年同期比76%増の602件だった。
第12回中国中部投資貿易博覧会、第27回中国蘭州投資貿易商談会などの20以上の重点展示会、「輸入博 in 四川」「グローバル企業西部ツアー」などの一連のイベントなど、今年上半期に各地で開催された各種誘致イベントは一部統計によると900回以上にのぼる。新規契約外資プロジェクトは1400件以上で、契約額は1700億ドル以上。
感染症の影響があるが、中国市場の巨大な磁力は健在だ。各方面が力を合わせており、外資導入は現在好調だ。データによると、上半期の全国の実行ベース外資導入額は前年同期比28.7%増、19年同期比27.1%増の6078億4000万元だった。人民元建てでもドル建てでもその伸び率は過去10年の同期としては最高で、規模は過去の同期としては最大だ。