中国は近年、超低エネルギー建築物の建設を支持する関連政策を次々と打ち出している。住宅・都市農村建設部などの7部門が昨年共同で印刷・配布した「グリーン建築創建行動案」は、各地が現地の実情に応じ政府投資公益性建築物及び大型公共建築物のグリーン等級を引き上げ、超低エネルギー建築物、ほぼゼロ・エネルギー建築物の発展を促し、再生可能エネルギーの応用及び再生水の利用を広めることを奨励するとした。
情報によると、現行の省エネ設計標準を基準とした場合、超低エネルギー建築物は建築エネルギー消費水準を50%以上削減しなければならない。中国で現在建設中及び建設済みの超低エネルギー建築物プロジェクトは約1000万平方メートル(サッカーコート1400枚分)で、うち約6割が北京市、河北省、山東省、河南省にある。
天友集団首席建築士、天津大学建築学院教授の任軍氏は、「毎年新たに建設される超低エネルギー建築物の面積が占める割合はまだ低いが、非常にスムーズに拡大している」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年8月11日