商務部対外貿易司の責任者は昨日、今年1-7月の貿易運行状況について話した際に、「新エネ車が自動車輸出の増加をけん引した。1-7月の自動車輸出は前年同期比102.5%増で、同期としては伸び率が過去最高を記録し、輸出全体の伸び率を0.6ポイント引き上げた」と述べた。
データによると、中国の今年1-7月の貿易額、輸出額、輸入額はそれぞれ21兆3400億元、11兆6600億元、9兆6800億元で同期としては過去最大となり、前年同期比の伸び率はそれぞれ24.5%、24.5%、24.4%でいずれも過去10年で最高水準で、2019・20年の2年平均の伸び率はそれぞれ10.6%、10.9%、10.2%。7月の貿易額は月間最高だった今年6月の3兆2900億元に次ぐ3兆2700億元。
商務部対外貿易司の責任者は、「中国の貿易は1-7月に急増し、急増しながら安定し、安定しつつ好転した。新たな発展構造の構築に力強く貢献した」と述べた。国務院弁公庁は7月2日に「貿易新業態・新モデルの発展加速に関する意見」を発表し、貿易発展の新たな原動力を強化した。
国別に見ると、米国、EU、日本などの伝統的な市場への輸出は合計で22.6%増となり、輸出全体の伸び率を11.5ポイント引き上げた。新興市場との貿易協力の掘り下げが続いた。ASEAN、ラテンアメリカ、アフリカなどの新興市場への輸出は合計で26.5%増で、割合は前年同期比0.8ポイント増の49.8%となり、輸出全体の伸び率を13ポイント引き上げた。
民間企業の1-7月の輸入は30.1%増で、割合は前年同期比2.4ポイント増の56.8%となり、輸出全体の伸び率を16.4ポイント引き上げた。国有企業の輸出は16.7%増、外資系企業は17.9%増。新規対外貿易経営者登録数は11万社以上で、うち民間企業の割合は95%弱。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年8月11日