中国の今年1-7月の全国宅配サービス企業業務量は583億3000万件、うち農村部は200億件以上だった。これは過去最高の記録で、今年の宅配業務量はわずか185日で500億件を超えた。この数字に達するまでに2020年は200日以上、2018年は360日を要している。
「上半期の農村部における宅配業務量の伸び率は都市部よりも10ポイント以上高く、農村部は産業発展の新たな成長ポイントとなった」。国家郵政局開発研究センター業務研究三部副主任の王岳含氏はこう説明した。
今年に入ってから「村への宅配導入」プロジェクトが継続的に進められ、その効果が表れている。宅配ネットワークの拡張により、農村部住民の生産や生活のニーズが一層満たされた上、農村部の消費ポテンシャルが喚起され、農村部は宅配産業発展の新たな成長ポイントとなった。また「村への宅配導入」は農家と市場も効果的に結びつけ、農産物の需要と供給を促進し、農村振興の大きな意義を持つ。
国家郵政局副局長の陳凱氏は、農村配達物流が消費財を農村に届ける重要チャネルの一つとして、農民の生産と生活のニーズを満たし、農村の消費ポテンシャルを解放し、農村振興を促進する大きな意義があると説明した。国家郵政局は引き続き「村への宅配導入」プロジェクトを推進し、2022年末までに条件を満たす建制村での「宅配導入」を目指す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年9月5日