英実業家のマーティン・ソレル氏は、中国(での事業展開)にはリスクがあるが、企業が中国を完全に無視するのは賢明ではないと警告した。ソレル氏は「中国は世界2位の経済体で、数年内に世界最大になる。これは1人平均の水準ではなく絶対値に基づくもので、無視すれば悲惨な結果を迎える」と述べた。米CNBC(電子版)が伝えた。
中国政府が今年、複数の企業を対象に行動したことを受け、中国の株式市場で投げ売りが発生した。中国の監督管理機関はオンラインゲーム及びデータ共有などの業界の健全化に取り組んでいる。
ソレル氏が2018年に設立したデジタル広告・マーケティング企業や、中国で事業拡大を検討している企業にとって、中国の最近の行動は「重大な問題」をもたらした。ソレル氏は、「当社は引き続き中国事業拡大に取り組むが、その方法については非常に慎重に考慮する必要がある」と述べた。
ソレル氏は、「今年の年初に上海で別の代理店を買収し、中国での事業が倍に拡大した。当社は事業拡大を維持するつもりだが、米中関係の亀裂により、中国事業展開の構造は最終的に現在と大きく異なるだろう」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年9月19日