端末接続数4.2億回に迫る 「5Gライフ」が充実化

端末接続数4.2億回に迫る 「5Gライフ」が充実化。8月末時点の5G端末接続数は4億2000万回となった。スマート医療、テレワーク、スマート製造など、5Gの大規模普及に伴い、スマートで便利な5G生活を始める人は増えている…

タグ:5G 携帯電話 スマート 医療 テレワーク

発信時間:2021-09-21 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 工業情報化部の統計によると、今年1~8月の国内の5G携帯電話出荷台数は1億6800台で前年同期比80%増加した。8月末時点の5G端末接続数は4億2000万回となった。スマート医療、テレワーク、スマート製造など、5Gの大規模普及に伴い、スマートで便利な5G生活を始める人は増えている。


 5Gは今後どのような分野で大きく進展するのか。どのような革新的な応用が重点となるのか。


「クラウドライフ」、技術が想像を切り開く

 

 駐車スペースの予約、AR実景ナビゲーション、クイック決済などがあり、駐車スペース探しの悩みは5Gスマート駐車で解決できる。


 百度地図が開発したスマートアルゴリズムとソリューションを通し、上海南翔印象城MEGAは3000台分の駐車スペースのスマート化連動と管理を実現した。技術のサポートにより、駐車問題は徐々に緩和されている。


 スマート駐車、遠隔医療、協調オフィスなど、高速ネットワークの元で、人々の生活は「クラウド時代」に急速に入った。


 北京天壇医院は北京安徳医智と共同で急性脳卒中再灌流療法スマート決定プラットフォームiStrokeを発表した。人工知能(AI)を利用して映像を迅速かつ正確に分析し、受診情報を共有し、治療プラン決定時間を短縮できる。また、スマート果樹園は自動水やり、自動物理殺虫、可視化管理を実現し、生産量を増やすと同時に運営コストを削減することができる。貨物輸送サイトはオンラインでの輸送車検索と貨物検索を実現し、物流コストを削減する。このように、生活中の悩みにスポットを当て、様々な革新が行われている。


 スマート医療を例に挙げると、天眼査の統計によると、中国には企業名または経営範囲に「医療」を含み、「科学技術、スマートサービス、AI、ロボット」のスマート医療を一部含む企業は約32万社ある。


 工業情報化部情報通信管理局の趙志国局長は、「中国は1万件以上の5G応用革新ケースを構築した。5Gの適度な先行建設は応用の充実化を加速させ、医療、交通、教育などの分野に典型的な応用を形成する」と述べた。


「クラウド製造」、応用が生活サイドに延伸


 「5G+スマート港」、「5G+デジタル工場」、「5G+都市建築」など、多くの分野が技術によって様々な変化を遂げている。


 レノボグループの楊元慶会長は、「全てがサービス」と、5Gがレノボの事業にもたらした変革を表現した。


 コンピュータ能力、デジタル技術、スマートアーキテクチャの応用はサプライチェーンの多くの部分で企業のデジタル化を推し進め、レノボも電子情報メーカーからコンピュータサービスやデジタルインフラサービスなどへと事業を拡張している。


 製造からサービスに至るまで、「商品」形態が充実化し、生産から生態構築に至るまで、産業が急速に拡張している。


 アパレル事業を介し、IoTなどの技術はデータを有機的にリンクさせている。ハイアールは生態チェーン上の企業と共同で「衣聯網」を設立し、洋服、インテリアファブリック、洗濯洗剤など135分野で衣類の洗濯、保護、保管、組み合わせ、購入、さらには回収の全ライフサイクルのスマートソリューションを提供している。「衣聯網」生態チェーンの物干し台ブランド責任者は、「我々が生態から得る利益はECサイトよりかなり単純」だと話す。


 工業情報化部によると、5Gは生産製造分野で急速に応用され、特に「5G+産業インターネット」は応用が最も活発な分野の1つで建設中プロジェクトは1600件を超える。


 デジタル産業化、産業デジタル化の加速に伴い、今年6月末時点で、製造業重点分野の重要工程の数値制御化率とデジタル化研究開発設計ツール普及率はそれぞれ53.7%と73.7%に達した、スマート製造設備の国内市場満足率は50%を超えた。


3大分野で革新的応用が加速


 中国の5G基地局の数は103万7000基に達し、全国すべての地級市、95%以上の県政府の所在地をカバーしている。


 高速で走る5Gは「新たなスピード」を迎えた。工業情報化部は、適度に先行という原則に基づき、5Gネットワーク建設を全面的に推進し、郷と鎮への拡張を加速化することを発表した。


 基地局を増やし5Gサービスを向上させ、範囲を広げ「小都市の青年」が5Gネットワークを利用できるようにし、重点分野に力を入れ、様々なスマート操作を可能にしている。


 趙志国氏は、「新型の情報消費、実体経済、生活サービスの3大分野に目を向け、工業、交通、医療、農業、文化観光など多くの重点分野に力を入れ、5Gの融合応用を再形成し、典型的な応用シーンを選び、成熟したパターンの複製展開を加速化する。同時に、交通ターミナルやビジネスセンターなどの重点エリアでの5Gネットワークカバーを加速化する。我々は各地の施設、電力利用、人材などの面で5G構築を推し進め、協同革新、互恵・ウィウィンの良好な産業生態を形成していく」と話した。

 

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年9月21日

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