4、資本市場の構造変化は、株式市場に新たな変化をもたらした。市場要因と政策要因の両方からの影響を受け、株式市場の公募ファンドがポジション調整を始めた。上半期は信用取引の増加やプライベート・エクイティファンドによる投資活動の活性化、一般株主の投資意欲の高まりなど、いずれも最近の中国株式市場の構造変化に寄与した。
足元では、中国経済は長期的に成長が続くというファンダメンタルズに変化はなく、強い回復力と成長の可能性を示している。一般的に、株式市場は経済のバロメーターと言われるが、さまざまな規制や管理措置が徐々に改善されることで、中国の株式市場はより規範化され、より強くなり、中国の経済規模や国際的地位に見合ったグローバルな資本市場に発展していく見通しだ。
ただし、「株式市場はリスクを伴うものであり、市場に参入する際には注意が必要だ」ということを心に留めておく必要がある。大多数の株主にとっては、国際情勢の変化、各国のマクロ政策の調整、経済運営のファンダメンタルズ、特定の産業の発展状況、個々の企業の財務状況などを正確に把握することが重要であり、利益を得る機会と損失するリスクの両方の均衡を図って、合理的な資金配分を実現する必要がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年9月25日