フィリピン国家統計局がこのほど発表したデータによると、新型コロナウイルスの感染拡大が続いているが、フィリピン経済は今年第2四半期に成長を再開し、5四半期連続のマイナス成長が終わった。フィリピンのビジネス関係者は、中国がフィリピンと手を携え感染対策に取り組み、経済・貿易協力を強化し、フィリピンの経済回復を力強く促したと見ている。
投資と貿易はフィリピン経済が苦境を脱するための主な原動力となった。第2四半期には社会投資規模が75.5%増加し、公共部門と民間部門の投資が大幅に増加した。輸入額は37.8%増、輸出額は27%増。
フィリピンのラモン・ロペス貿易産業相は、「フィリピンの対中輸出及び中国の対比投資は今年上半期に大幅に増加したが、これはフィリピン経済が低迷を脱した重要な理由の一つだ。中国は現在フィリピンにとって最大の貿易パートナー、最大の輸入先、2位の輸出先だ」と述べた。
「フィリピンスター新聞」のコラムニストの李天栄氏は、「中国はフィリピンの感染対策に力強い支援を行い、フィリピンに向け信頼できるワクチンを持続的かつ安定的に供給した。これはフィリピンが早急にコロナ禍を脱し、経済回復を実現する上で極めて重要だ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年9月25日