大陸部と香港地区の金融協力を掘り下げる新たな重要措置、債券通の「南向通」が24日、正式に開始された。中国人民銀行が24日に発表した情報によると、「南向通」の初の営業日の債券取引件数は150件余りで、取引高は約40億元だった。
大陸部と香港地区の債券市場を相互接続させる「北向通」が2017年に始まり、4年以上に渡り安定的かつ効率的に運行し、中国金融市場の対外開放の重要なマイルストーンとなった。協力の基礎を固めた上で、「南向通」も順調に開始された。
データによると、「南向通」の初の営業日には大陸部の40余りの機関投資家及び香港地区の11のマーケットメーカーが150件余りの債券取引を行った。取引高は約40億元で、香港地区市場の主要銘柄を網羅した。
中国人民銀行の潘功勝副総裁は同日開かれた、「南向通」の始動セレモニーにて、「南向通の正式な開始は、債券の双方向開通の実現を象徴する。大陸部・香港地区・国際市場を結ぶ重要なルートである南向通は、大陸部と香港地区の金融市場の連結の効率と一体化の程度をさらに高める。大陸部の投資家の対香港地区及び世界金融市場投資に便宜を図ると同時に、香港地区に新たな活力とエネルギーを注ぐ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年9月26日