次世代有人ロケットが開発中、中国の有人月探査能力を補う

次世代有人ロケットが開発中、中国の有人月探査能力を補う。

タグ:次世代有人ロケット 有人月探査

発信時間:2021-09-29 16:21:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 第13回中国国際航空宇宙博覧会(珠海航空ショー)の開幕に際し、中国航天科技集団一院が研究・製造する次世代ロケットファミリー、特に次世代有人ロケットが期待されている。

 

 一院の発表によると、同ロケットはブースター、1段目、2段目、3段目、打ち上げ脱出システム、フェアリングでつくられる。全長は約90メートル、離陸重量は約2000トン。月に向かう軌道に25トンのペイロードを、もしくは低地球軌道に70トンのペイロードを直接運ぶことができる。

 

 有人月上陸は人類の共同の夢だ。長征5号シリーズの研究開発の成功により、中国は星間探査及び大型宇宙ステーションを建設する能力を手にしたが、低地球軌道への25トンの輸送能力は依然として限定的だ。有人月上陸任務と将来的なより多くの探査任務を展開するため、中国はより高性能のロケットを開発する必要がある。

 

 次世代有人ロケットの規模は長征5号を大きく上回る。現在のプランを見ると、次世代有人ロケットの直径は長征5号と一致するが、高さは3分の1弱上回り、低地球周回軌道への輸送能力も後者の約3倍になる。

 

 同ロケットは現在も研究・製造段階にあり、まだその真の姿を見せていない。


   「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年9月29日


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