共同富裕は社会主義の本質的な要求で、中国式現代化の大きな特徴でもあり、中国は国民中心の発展思想を堅持し、ハイクオリティな発展の中で共同富裕を促進している。『人民日報』記者が取材した専門家たちは、中国が国民の共同富裕を徐々に実現していくことを一層重要な位置付けとすれば、共同富裕の促進が国民を幸福にする注力ポイントとなって、日々向上するすばらしい生活に対する国民のニーズを満たし、中国のハイクオリティな発展が進むことで、世界各国の発展にヒントを示すことになると答えた。
タイのシャムシンクタンクのナテ・タワスリフェンフン(洪風)主席は、中国での複数回にわたる調査を通じ、中国がインフラ建設や国民生活の改善などにおいて長足の進歩を遂げた上、環境保護と生態管理の面でも素晴らしい実績を残し、ハイテク産業が勢いよく発展していることが分かったと話した。「中国政府の実務が効率的で社会の和諧と安定が図られ、各種産業の高度化が加速していることが共同富裕を実現する重要な基盤となっている」と分析した。
イタリアの国際関係学者、ファビオ・マッシモ・パランディ氏は、中国が農村振興戦略を全面的に実施し、貧困脱却の取り組みによる成果を引き続き強固にすることは、中国の農村地域と相対的に立ち後れた地域が一層ハイレベルな発展を進め、国民のより美しい生活を可能にするとの見方を示した。
ブラジルのグローバル南方研究所のアレクサンデル・フィグレド所長は、中国が貧困脱却の戦いに勝利し、小康社会を全面的に建設したことは、経済発展における巨大な成果であるだけでなく、社会の全方位的な進歩の重大な成果になるとの考えを明らかにした。中国の経済と社会が持続的に発展し、国民の生活水準が絶えず向上すれば、協力と互恵を提唱する中国は世界により多くのチャンスをもたらすと見ている。
ベルギーの経済誌で編集長を務めるフランソワ・マンセン氏は、「共同富裕は美しい社会の然るべき追求だ。中国は貧困解消において世界の手本となり、共同富裕の促進でも世界に模範を示すだろう」と述べた。
メキシコの国立自治大学中国・メキシコ研究センター主任、エンリケ・デュッセル氏は、中国が自国の発展と同時にラテンアメリカ地域への投資を拡大し、同地域国民の共同発展を引っ張るとの見方を示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年10月10日