英国のビジネス界関係者はこのほど新華社の取材に応じた際に、「コロナ禍であっても中国経済は好調で、強靭性と活力を示した。中国経済の着実な発展は、世界経済の持続的な回復にとって大きなメリットだ」と述べた。
英国のInstitute of Directorsは1903年創立の、英国でかねてから盛名をうたわれているビジネス協会の一つだ。そのシティ・オブ・ロンドン支部の新任支部長のジョン・マクレーン氏は、「中国市場は英国企業にとって極めて重要だ。双方は多くの分野で協力を強化するだろう」と述べた。
マクレーン氏は、「英国のEU離脱に伴い、英国企業は東に目を向ける必要がある。中国経済が成長を続け、中等収入階層の消費者が増え続けているが、これは英国企業にとって魅力的だ。観光業がコロナ禍から徐々に回復し、人員往来が徐々に増えるにつれ、英中双方は経済協力をさらに強化する」と述べた。
マクレーン氏は英中の潜在的な協力分野について、「両国は世界の金融及びイノベーション、グリーン産業及び環境、医療及び保健の協力の将来性が高い」と述べた。
シティ・オブ・ロンドンのウィリアム・ラッセル市長は動画による取材で、「シティ・オブ・ロンドンは中国側の関連機関との堅固な関係を維持し、グリーンファイナンスの協力を共に推進することに期待している」と述べた。
ラッセル氏は中国の金融業のさらなる開放について、「これは朗報だ。我々は(開放の)扉がますます大きく開かれ、中国と協力を維持することを願っている。より多くの中国の金融機関がロンドンに事務所を設立することを願う」と述べた。
英国の市場調査会社であるミンテルは、世界の30以上の主要市場における消費者の支出趨勢を追跡している。同社のマシュー・ネルソンCEOは、「中国市場のデータ研究に基づき、当社は中国市場の発展の潜在力を信じている」と述べた。
ネルソン氏は、「中国の科学技術水準が持続的に向上し、人々の生活水準が日に日に改善され、グリーンな経済が急成長している。当社は中国市場の成長の将来性を非常に楽観している」と述べた。
ミンテルが発表した多くの調査報告書によると、中国市場の消費者信頼感指数は非常に高い数値を示している。ネルソン氏は、「安定的な経済成長、人々のより健康的なライフスタイルへの願いのけん引を受け、中国市場の消費支出は今後数年も適度な成長の流れを示す」と述べた。
「中国の消費者、特に1・2級以外の都市の消費者の購買力が過去数年で上がり続け、多くのグローバルブランドに大きな成長のチャンスをもたらした。これらのブランドは絶対に中国市場に注目するべきだ。中国は感染対策と経済・社会の発展を同時進行している。中国経済の力強い発展は世界経済にとって積極的な意義がある」
スコットランド国際開発庁の駐中国代表の劉忠祐氏は動画による取材で、「中国市場には柔軟性があり、スコットランド企業にとって絶対に重要だ。中国市場は(コロナ後に)より重要になるだろう」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年10月22日