財政部は22日、第1~3四半期に関するデータを発表し、全国の一般公共予算収入は前年同期比16.3%増の16兆4020億元だったことが分かりました。
データによりますと、前年同期比で、中央の一般公共予算収入は17.1%増の7兆6526億元で、地方の一般公共予算は15.6%増の8兆7494億元でした。また、全国の税収は18.4%増の14兆0702億元で、非税収入は5.4%増の2兆3318億元でした。
支出の面では、全国の一般公共予算支出は2.3%増の17兆9293億元で、そのうち中央級の一般公共予算支出は1.6%減の2兆4139億元で、地方の一般公共予算支出は3%増の1兆5154億元でした。
財政部国庫支払センターの劉金雲主任は、「第1~3四半期において、財政収入が見せている回復的な成長ぶりは全体的に安定さを保っている。急を要しない支出は減少し、義務教育や基本医療、住宅確保などの重要分野への支出は確保されている」と強調しました。
また、劉主任は第4四半期について、残りの数カ月間、全国の財政収入は全体的に減少傾向にあると指摘した上で、「第1~3四半期の収入が好調だったことから、年度収入予算が完成でき、予算に組み入れられている関連支出は効果的に保障される」と見込んでいます。
「中国国際放送局日本語版」2021年10月24日