「新たな発展理念の十全かつ正確で全面的な貫徹によるCO2排出ピークアウト及びカーボンニュートラル活動の徹底に関する中共中央及び国務院の意見」(以下「同意見」)が24日、発表された。同意見はCO2排出ピークアウト及びカーボンニュートラルの目標達成には、「全国統一計画、節約優先、双輪駆動、内外円滑、リスク対策」という原則を堅持する必要があると強調。CO2排出ピークアウト及びカーボンニュートラルの予定通りの実現を保障するため、グリーン・低炭素・循環型発展の経済体系の構築、エネルギー利用効率の向上、非化石エネルギーが消費に占める割合の上昇、CO2排出水準の引き下げ、生態系カーボンシンク能力の向上の5方面の主要目標を掲げた。
同意見はCO2排出ピークアウト及びカーボンニュートラル活動の重点任務を明確にした。(1)経済・社会発展の全面的なグリーンなモデル転換の促進。(2)産業構造の深い調整。(3)クリーンで低炭素で安全で高効率なエネルギー体系の構築の加速。(4)低炭素型交通運輸体系の建設の推進の加速。(5)都市・農村建設のグリーンで低炭素な発展の品質向上。(6)グリーンで低炭素な重大科学技術難関攻略及び普及の強化。(7)カーボンシンク能力の持続的な基礎固め及び向上。(8)対外開放のグリーンで低炭素な発展水準の向上。(9)法律法規標準及び統計観測体系の健全化。(10)政策メカニズムの改善。
同意見は、組織と実施を着実に強化すると強調した。党中央のCO2排出ピークアウト及びカーボンニュートラル活動に対する集中・統一指導を強化し、統一的な協調を強化し、地方にしっかり責任を果たさせ、監督と審査を厳格にする。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年10月25日