旅行情報サイトの馬蜂窩旅遊網がこのほど発表した秋季旅行報告によると、今年の秋旅行の人気旅行先のトップ10には、北京、成都、洛陽、三亜、長沙、広州、九寨溝、杭州、南京、蘇州が並んだ。「北京日報」が伝えた。
プラットフォームの旅行ビッグデータを見ると、各地の「紅葉」や「温泉」に関する検索の上昇幅がいずれも100%を超え、都市周辺で紅葉を眺め、温泉に入るのが、今年最も注目を集める秋の楽しみ方になった。四川省は国慶節(建国記念日、10月1日)連休の後も引き続き観光市場をリードし、成都が人気旅行先ランキングに入っただけでなく、稲城亜丁も大勢のドライブ客が集まり、増加率300%を達成して増加率ランキングの首位に立った。
天気が徐々に涼しくなり、南方の都市の旅行人気が北方の都市を明らかに上回るようになったが、北京は「北京の秋」によって、観光客が続々と向かう秋の人気旅行先のトップに立った。香山の紅葉、古北水鎮の温泉、地壇の銀杏などが、観光客の必ず訪れる人気スポットだ。10月22-24日には古北水鎮で「紅葉祭り」が行われ、近くのホテルや民泊施設はかなり前から満室になった。一部の観光客は風光明媚な三亜、広州に出かけて気温が急激に低下する北の寒さから逃れようとしている。
「楓の鑑賞」は毎年秋の変わらぬテーマであり、ドライブで近郊に出かけて紅葉を眺めるのが秋の旅行移動スタイルで一番人気がある。今年の秋は体感的に例年より寒いが、各地では「楓ラッシュ」が始まったばかりだ。
有名な楓の景勝地のほか、ますます多くの若者が人の少ないニッチな秘境に目を向け始めた。都市に暮らす一部の「怠け者」の若者は、秋の景色を眺めることをスローライフの過ごし方の一つと考えている。「山に登り峰を越えよう」とは思わない彼らは、景色のいい郊外のプライベート温泉施設のある民泊施設に注目し始めている。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年10月29日