今年下半期以降、石炭の供給が不足し、価格が高騰した。冬と春は石炭消費のピークであり、需要がさらに増加する。各部門と各石炭企業は10月以降、石炭の供給保証と価格安定に取り組んでいる。生産量が持続的に増加し、石炭現物・先物価格が大幅に低下している。エネルギー安全と供給を保証することで、人々が暖かく冬を越せるようにしている。
国家発展改革委員会のデータによると、生産能力の引き出しに伴い、石炭の生産量が10月以降に増加を維持している。11月1−5日の石炭生産量は1日平均1166万トンで、9月末より120万トン超増えている。1日あたりの最大生産量は1193万トンで、近年の最高水準となっている。
中国石炭輸送販売協会がこのほど開いた会議において、全国の十数社の主要石炭企業は、自発的に主産地の一般炭(5500キロカロリー)の価格を炭鉱で1トン=1000元以下に引き下げると表明した。
10月中・下旬に、一般炭の価格が港湾で1トン=2000元を上回った。環渤海の港湾での販売量が4割弱を占める国家エネルギー集団は10月19日に、供給保証と価格安定を約束した。
国家エネルギー集団は11月1日に秦皇島港で、2隻の現物石炭取引を完了した。価格はいずれも1トン=1000元以下で、今後の価格安定・供給保証活動に向け見本を示した。
また内蒙古自治区の伊泰集団、蒙泰集団、匯能集団などの多くの企業も、石炭の炭鉱での販売価格を自発的に引き下げると表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年11月10日