中国の金融機関がグリーン金融を積極的に後押し 「ダブルカーボン」目標の実現を目指す

中国の金融機関がグリーン金融を積極的に後押し 「ダブルカーボン」目標の実現を目指す。

タグ:CO2排出

発信時間:2021-11-14 15:45:57 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

  多方面にわたるデータによると、中国が今後40年間で「カーボンニュートラル」目標を達成するために必要な投資は100兆元級に上る見通しだ。潜在力が大きなグリーン金融市場について、商業銀行は明確なグリーン金融目標を設定した。会議に出席した多数の金融機関関係者も、金融サービスを刷新し、グリーン金融への投資を拡大、経済社会のグリーン低炭素発展を後押しする考えを表明した。


 中国銀行リスクマネジメント担当役員の劉堅東氏は、「中国銀行は第14次五カ年計画期に、産業別の与信枠の調整を加速し、エネルギー消費量・汚染物質排出量が多い産業の貸出残高管理を強化する。その一方で、排出削減技術の高度化・化石エネルギーのクリーンで効率的な利用・石炭火力発電設備の弾力的運用に向けた改造など、グリーンモデル転換プロジェクトに対する与信枠を拡大する方針だ」と述べた。


 中国農業発展銀行の湛東昇頭取は、「同行はグリーン金融の発展と『グリーン銀行』を作ることを戦略的課題とし、CO2排出量ピークアウトとカーボンニュートラルの『ダブルカーボン』目標の実現のために、グリーン発展を『三農』向け金融サービス実践の柱とする。そしてトップダウンデザインを強化し、ガバナンス体系を整備、金融サービスを刷新し、政策性銀行の経営理念を堅持、グリーン金融向け投資を拡大し、中国農業発展銀行の『グリーン銀行』としての職責と使命を履行する」と述べた。


 同氏は「まず、『グリーン銀行』のガバナンス体系を整備し、資産・負債・運営の3つの角度から生態文明建設に寄与する具体的目標を確定、グリーン金融の政策制度を整備し、グリーン融資の貸出基準体系を構築する。その一方で、『三農』向けグリーン金融サービスを強化し、食糧生産とグリーン農産物の供給支援・長江や黄河など大河流域の生態保護活動・生態保護修復ガバナンスなどへの貸出を加速する。同時に、グリーン資金調達と対外協力を強化し、国内外から社会的資金を幅広く調達、グリーン金融基準の制定とグリーン金融市場の建設に参与し、グリーン金融サービス全体の力を向上させる」と、湛東昇は述べた。

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