11月11日午後、新疆ウイグル自治区の阿克蘇(アクス)と阿拉爾(アラル)を繋ぐ鉄道の工事現場で、最後のレールが敷設され、鉄道全線のレール敷設が完了しました。
アクス-アラル鉄道は新疆のアクス地区と新疆生産建設兵団第一師団のエリア内にあります。この鉄道は新疆南疆鉄道の薩特瑪(サトマ)駅西側の南端から出発して阿瓦提(アワティ)県を経由し、アラル市までの全長114.6キロにわたる国鉄Ⅱ級旅客・貨物両用線で、その設計時速は120キロとなっています。サトマ駅、アワティ駅、塔門駅、アラル駅の4駅が設置され、今年9月からレールの敷設工事が行われていました。鉄道は2022年に開通する予定です。
アクス-アラル鉄道の沿線は全国の良質な綿生産基地、中国の超長綿の郷、“中国の綿の街”と呼ばれるアワティ県を経由します。鉄道が完成すればアワティ県とアラル市の列車不通の歴史に終止符を打つと同時に、地元の農産物を外に運ぶ鉄道の大通路の開通となり、地元の経済発展を促進する上で重要な意義を持つことになります。
「中国国際放送局日本語版」2021年11月14日