WTOの改革について、張向晨氏は、「WTOは20年以上前に設立し、一部の規則は時代の変化に対応する必要がある」とし、「WTOの改革は新たにやり直すのではなく、まずWTOの基本原則とコアバリューを守る必要がある」と強調した。
また、「現有の多国間貿易規則のほかに、一部のWTO加盟国は新たな模索をしている。中国はEC、投資の利便化などの複数国間協定の交渉に積極的に参与し、投資の利便化の面では牽引的役割を発揮している」と述べた。
2017年、中国は他のWTO加盟国と「投資利便化の友」メカニズムを発起し、一連の非公式対話とハイレベル討論会を開いた。張向晨氏によると、現時点で、同メカニズムに加盟国の3分の2が加入し、多くの加盟国が加入意向を示しており、同メカニズムに魅力があることがわかる。
張向晨氏は、「今後10年、中国がWTOの改革の有力な推進者と重要な貢献者になると確信している。中国は発展すると同時に、世界と人類に大きく貢献する」と、今後に自信を持っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年12月12日