16日に発表された気候変動白書「気候変動対応報告書2021:CO2排出ピークアウト及びカーボンニュートラル特集」は、中国の大半の都市のグリーン低炭素発展水準が着実に向上したと指摘。低炭素試行都市の全体的な低炭素水準は非試行都市を大きく上回っているという。
白書は昨年の全国182都市を系統的に評価し、2010年以降の都市グリーン低炭素動的変化状況を比較分析した。研究によると、昨年の182都市のグリーン低炭素総得点は62.55-96.17点の間に集中しており、全体水準がやや上がった。2010年の低炭素省区及び低炭素都市の試行当初には90点以上の都市がなかった。2020年には90点以上の都市が評価都市全体の10%弱の18都市にのぼった。深セン、北京、昆明、厦門(アモイ)、成都は長期評価のランキングでトップ10に入っている。
白書によると、低炭素試行都市のグリーン低炭素効果は非試行都市を大きく上回っている。昨年の試行都市のうち80点以上の都市は8割弱で、非試行都市は68.81%。過去の追跡・評価によると、試行都市の「CO2排出ピークアウト及びカーボンニュートラル」指標の達成、エネルギー構造の調整の優位性が最も顕著だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年12月19日