中国の行政村、ブロードバンドが100%普及

中国の行政村、ブロードバンドが100%普及。

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発信時間:2022-01-04 14:44:42 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 標高約4600メートルの西藏自治区ガリ地区改則県麻米郷行勤村で、あるチベット族の青年が羊の群れを見ながら携帯電話でショート動画をチェックした。改則県は近年、ネットワークインフラの建設を急いでいる。44の行政村でブロードバンドが普及し、光ケーブルが約1000キロ敷設された。行政村の信号フルカバーが実現された。牧民が携帯電話を操作しながら放牧するシーンが現実になった。


 工業・情報化部は先月30日の会見で、昨年11月末までに中国の既存の行政村で全面的にブロードバンドが普及したと発表した。現在97%超の県城城区と40%の郷鎮鎮区で5Gネットワークが普及している。農村光回線平均通信速度(下り)は100Mb/s以上で、都市との「同一ネットワーク・同一速度」を実現済みだ。多くの農村住民がインターネット発展の成果を共有し、より大きな達成感を手にしている。


 甘粛省卓尼県納浪鎮大小板子村の村人の盧洛来さんは、「カメラで牛や羊を、それから自宅を見ることができる。見張るためあちこちを駆けずり回る必要がなくなった。村では一昨年、ブロードバンドが普及した。多くの村人の家で中国電信の『天翼看家』サービスが利用されている。千里離れた場所に出稼ぎに行っても、いつでも親と子供の日常生活を見ることができる」と述べた。


 工業・情報化部の田玉龍チーフエンジニアによると、都市部と農村部の「デジタルデバイド」を縮小するため、同部と財政部は2015年10月より電気通信普遍サービス補償メカニズムを共同で研究・策定し、13万の行政村の光ファイバーネットワーク建設、6万の農村の4G基地局設置を支援した。農村の通信問題が歴史的に解消された。


 「今や農村部の小中学校のほぼ100%がインターネットに接続している。特にコロナ禍において、オンライン教育とオンライン教室が周知の成果・効果を手にした」田氏によると、農村のネットワーク応用を拡大する上で重点となるのは、農村の農業と生産の結合、脱貧困攻略と農村振興の応援、農村の生産・生活の支援、公共サービス水準の向上だ。農村EC、アグリツーリズム、スマート農業の発展が進み、農家が富を築くための力強い助手になっている。リモート医療は農村の基本的な医療保障の基礎を効果的に固めた。


 田氏は、「今後は引き続き『インターネット+医療』『インターネット+教育』を促し、各地が現地に適した形でネットワーク技術を導入し、EC、アグリツーリズム、栽培・牧畜と深く融合させ、『デジタルのボーナス』を引き出すよう促す。農業・農村の現代化発展を応援する」と述べた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年1月4日


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