中国人民銀行(中央銀行)はこのほど発表した『中国農村金融サービス報告(2020)』で、中国の農村金融サービス体系の整備が日増しに進展し、農村金融インフラが整い、農村金融を取り巻く環境が持続的に改善、農村金融サービスの可用性と利便性および有効性が著しく向上していると明らかにした。
人民銀は2008年から関連部門や機関と共に『中国農村金融サービス報告』を作成し、2年に1度出版している。主な内容は、中国の農村金融機関改革、農村金融市場の発展、農村金融インフラの構築に関する新しい進展、新政策や手法などだ。 今年の報告書では、農村の金融分野における重要改革、農村の活性化に役立つ農村金融のイノベーション、貧困脱却堅塁攻略戦に勝利するための金融による的を絞った貧困脱却支援策などについて取り上げている。
人民銀は今後について、「三農」問題に関する取組の重点の歴史的な変遷をしっかりと把握したうえで、貧困対策の成果を強固にし、農村振興と金融の供給側の構造改革という全体的な取組を継続、グリーン金融と包括的金融の融合発展に注目し、農村デジタル包括金融などの重点分野を発展させ、農村金融商品とサービス方式の刷新を強化、農村振興と農業農村の現代化を強力に推進する方針を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年1月8日