地域的な包括的経済連携協定(RCEP）工商リーダーフォーラムが1月6日、オンライン・オフライン形式で広西チワン族自治区南寧市で開かれた。中国貿易促進会、広西チワン族自治区人民政府、東アジア商務理事会、カンボジア総商会が共催し、テーマは「協力の新時代を共に迎え、発展の新未来を共に創る」。

　中国貿易促進会の高燕会長は開会式で挨拶し、以下のように述べた。RCEPは東アジア経済一体化建設のここ20年来の最も重要な成果であり、発効・実施はアジア太平洋地域経済一体化のレベルを向上させ、地域内の貿易と投資の大幅増加を促し、地域の産業チェーン・サプライチェーン・バリューチェーンの融合を強固・促進する。新たな情勢下で、商工業は歴史的チャンスを掴み、域内企業のRCEP市場開放承諾と規則の活用を支援し、貿易と投資の質の高い発展を推し進め、本地区の製造業の産業競争力を引き上げ、企業向けの関連サービスを引き続き深く実施する必要がある。

　タイの商務次官は、以下のように述べた。RCEPは投資と貿易の発展の未来であり、中国とASEAN諸国だけでなく、全世界にとって重要な意義がある。RCEPの発効・実施はタイと中国の経済貿易関係発展の促進剤、推進器になるだろう。タイは中国と積極的に協力し、RCEP枠組み内でより多くの経済貿易の協力成果を上げられることに期待している

　テーマシンポジウムでは、ASEAN諸国、日本、韓国、オーストラリアなどの工業連合会と企業の代表が「産業チェーンとサプライチェーンの融合強化、域内経済の回復への助力」、「投資の自由便利化の推進、互恵ウィンウィンのチャンスのシェア」、「サービス貿易の協力発展の促進、革新の新たな成長点の形成」などをテーマに深く話し合い、協力の共通認識をまとめ、具体的な意見を出し合った。また、RCEP発効のチャンスを掴み、互恵ウィンウィンを実現することを唱え、各国の商工業界のRCEP発効・実施過程における積極的行動を示した。

　フォーラムはRCEP工商諮問理事会の設立、『RCEP商工業界協力南寧コンセンサス』と『RCEP解読および適用電子指南』の発表、広西国際商会RCEP国外企業サービスセンターの設立、広西汽車集団と日本ASF株式会社の提携契約など多数の成果を残した。

　今回のフォーラムはRCEP加盟国の経済貿易部門、在中国公館、工業連合会、企業などから150人以上の代表が出席し、100万人以上がオンラインで参加した。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2022年1月7日