中国国家鉄道集団有限公司はこのほど、年度作業会議を開き、各項目の好成績を発表した。

　2021年、中国の鉄道の年間建設任務は全面的に達成した。全国の新規運営距離は4208キロメートルで、うち高速鉄道は2168キロメートルだった。2021年末時点で、全国の鉄道運営距離は15万キロメートルを超え、うち高速鉄道は4万キロメートルを超えた。

　2021年、中国の鉄道の中欧班列運行本数は1万5000本、輸送貨物は146万TEU（20フィート標準コンテナ換算）で、前年比でそれぞれ22％と29％増加した。また、鉄道部門は西部陸海新路線を開通し、通年の貨物輸送量は57万TEUで、前年比57.5%増加した。

　2021年、全国の鉄道の旅客輸送量は回復を実現し、25億3000万人で前年比16.8%増加。うち動車組の旅客輸送量は19億2000万人で同23.1%増加。中国の鉄道の貨物輸送量は3年連続で増加し、37億2000万トンで同4.0%増加した。

　2021年6月、西藏ラサ・林芝鉄道が運営を開始した。西藏で最初の電気鉄道となる。これにより、西藏南東地区の列車がない歴史は幕を下ろし、復興号も31省区市全面カバーという歴史的な実現を遂げた。

　 2021年12月3日、中国ラオス鉄道が運営を開始した。2022年1月3日時点で、中国ラオス鉄道の旅客輸送量は67万人、貨物輸送量は17万トンに達した。

　2021年の全国の「鈍行列車」の旅客輸送量は1億7000万人で、前年比12.2%増加。農業物資輸送サービス保障が強化され、貨物輸送量は7億2000万トンで同3.8%増加し、費用削減額は14億8000万元に達した。

　鉄道部門は「老少辺」（革命根拠地、少数民族地区、辺境地区）および貧困地区の鉄道建設を着実に推し進めた。年間投資額は3728億8000万元で、鉄道インフラ投資の74.9%を占め、25県が鉄道のない歴史に幕を下ろした。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2022年1月9日