広東省東莞市のGDPは昨年1兆元を突破し、24番目の1兆元都市になった。北京市のGDPは4兆元を超え、全国で初めて正式に発表された4兆元都市になった。
東莞市は11日の政府活動報告の中で、東莞市は地域のGDPが1兆元を超え、人口が1000万人を超えた都市になったと発表した。
GDP1兆元超えが24都市に
時系列的に見ると、上海市は2006年に最も早くGDPが1兆元を超えた。08年には北京市が、10年には広州市が、11年には深セン市、天津市、蘇州市、重慶市が、14年には武漢市と成都市が、15年には杭州市が、16年には南京市と青島市が、17年には無錫市と長沙市が、18年には寧波市と鄭州市が、19年には仏山市が、20年には福州市、泉州市、南通市、合肥市、西安市、済南市が、21年には東莞市が1兆元を超えた。
昨年「1兆元クラブ」に入った都市は東莞市のみと見られる。
GDP4兆元都市が誕生
中国では昨年、初めてGDP4兆元都市が誕生した。
北京市はこのほど政府活動報告の中で、「北京市の昨年のGDPは前年比8.5%増で4兆元を突破し、1人平均GDPと労働生産性で全国一をキープする見通しだ」とした。
次世代情報技術、医薬品・ヘルスケアの「デュアルエンジン」のけん引、特に医薬品製造業の急成長が経済成長を支えた。
データによると、新型コロナウイルスワクチン生産企業である科興中維及び国薬北生の2社による、昨年1-11月の生産高は2300億元を上回っている。北京市は現在まで新型コロナウイルスワクチンを累計で約50億回分生産している。
全世界のGDPが4兆元を超えている国及び地域は20余り。4兆元というGDPは多くの国、例えばタイ、ベルギー、オーストリアなどの国全体のGDPを上回る規模だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年1月12日