近頃、全国の多くの地域が『域内包括的経済連携協定』(RCEP)発効後の貿易成績を発表した。初月、上海税関管轄区の優遇項目の輸出入額は20億元、河南省の関税減免額は1億6000万元、大連税関のRCEP原産地証書発行部数は1307件、優遇を受けた輸出入貨物の額は4億7000万元だった。1月1日の発効以降、「RCEPの恩恵」はホットワードとなっている。
RCEPの発効は製造業の発展に重大なチャンスをもたらした。工業・情報化部運行監測協調局の羅俊傑局長によると、RCEPは90%以上の貨物貿易を最終的にゼロ関税にし、うち工業製品は貨物貿易税目の82%前後、貿易額の90%以上を占める。工業・情報化部は企業のRCEP関税譲許承諾と原産地規則における累積制度の活用、紡織、軽工業、電子情報、自動車および部品、機械設備など優位性の高い商品の輸出の拡大、新市場開拓を支援する。また、企業とRCEP加盟国の企業の国際先進産業レベルのベンチマーキング、技術改造とグレードアップを後押しし、RCEP加盟国の企業との生産分担協力の強化、生産体制の合理化、相互促進・互恵・ウィンウィンの産業チェーンとサプライチェーンの構築を促す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年2月20日