中国汽車工業協会が1月12日に発表した最新データによると、2021年、中国の自動車産業は3年続いた下降傾向が止まり、生産と販売は前年比で増加した。新エネルギー車は最大の注目点となり、2021年末時点で、中国の新エネ車保有台数は784万台に達し、取引量は7年連続で世界一となった。年間の新エネ車販売台数は350万台を越え、市場シェアは13.4%に上昇。中国ブランド車の市場シェアは44%を超え、自動車輸出も良好だった。
自動車大国から自動車強国になることは中国人の夢だった。新ラウンドの科学技術革命と産業変革が中国経済のモデル転換・グレードアップと合わさり、国民経済の重要な柱として、中国の自動車産業は新エネルギーなどの「車線変更追い越し」に頼り、「黄金時代」へと邁進している。
人工知能、IoT、ビッグデータなどをはじめとする第四次工業革命の波は、世界の産業構造の大調整をもたらした。誰がチャンスを手にし、発展の主導権を握るのか。
2001年12月11日、中国は世界貿易機関に加盟した。中国の自動車はダメージに耐えることができるのかとの疑いの声が上がっていた。20年後、中国のGDP規模は8倍に増加し、自動車市場は競争しながら強大になり、「中国製造」の質と量は向上した。中国は試行錯誤、方向調整、結束を繰り返し、省エネ・排出削減、新エネルギー、スマート化などの未来の新興産業をめぐり、自身の産業政策を形成し、新ラウンドの科学技術革命と産業変革が到来したときに、自動車産業の方向性を固めた。
2022年1月1日、中国は自動車製造の外資持ち株比率の制限を廃止した。中国は自動車産業の政策保護をさらに取り除き、世界の舞台の中心に堂々と向かっていく。
時代の最前線に立ち、我々は新たな道を一歩一歩着実に歩んでいくことをあこがれている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年1月13日