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RCEPの発効は、中国の製造業発展に重大なチャンスをもたらす。商務部などの6部門が共同で通達した「地域包括的経済連携（RCEP）協定の高品質実施に関する指導意見」が26日、正式に発表された。同意見は特別に章を設け、製造業の高度化の促進、産業の競争力の向上に関する措置を掲げた。
工業・情報化部運行観測協調局の羅俊傑局長は、「RCEPは物品貿易の関税を9割超撤廃する。うち工業品が物品貿易の税目に占める割合は82％ほど、貿易額に占める割合は90％以上だ」と述べた。
羅氏はさらに、「工業・情報化部は企業がRCEPの関税譲許の約束と原産地累積規則を十分に活用し、紡績、軽工業、電子情報、自動車及び部品、機械設備などの有力商品の輸出を拡大し、新たな市場を切り開くことを支持する。また企業がRCEP構成国企業の世界先進の産業水準に合わせ、技術改良・高度化の取り組みを拡大することを支持する」と続けた。
RCEPの発効後、中国の一部のミドル・ハイエンド産業は、日本や韓国の製品との競争を迎える。関連産業もASEAN諸国に拡大する可能性がある。これについて羅氏は、「工業・情報化部は産業の種類が揃っており、総合的な能力が高いという中国の強みを十分に活用し、伝統産業の改造・向上と新興産業の育成・発展を急ぐ。同時に産業と企業がRCEPの高基準開放に伴う競争を正確に認識し、モデル転換・高度化を急ぎ、国際市場のリスク対策の能力を高めるよう促す」と述べた。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2022年1月27日
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