外資は経済発展の流れを見るための重要指標であり、「世界がどのように中国を見ているか」を観察する重要な窓でもある。
中国の実行ベース外資導入額は昨年1兆元を突破し、14.9%増(2年平均で12.1%増)の1兆1493億6000万元にのぼり、世界平均の伸び率を6.4ポイント上回った。新型コロナウイルスが蔓延し、世界経済の回復が遅れるなか、世界の投資家が次々と中国に進出し、中国市場を投資のリスク回避先としている。特にウォールストリートを始めとする国際金融機関が人民元建て資産を大幅に買い増しし、域内株式市場への投資を急いでいる。中国経済の強靭性と活力は、いわゆる「デカップリング」「衰退」という論調を自ずと瓦解させている。世界はこれまでよりも中国市場を理解し、重視している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年2月4日