商務部(省)がこのほど明らかにしたところによると、2021年には中国と「一帯一路」(the Belt and Road)沿線国との物品貿易額が前年比23.6%増の11兆6千億元(1元は約18.3円)に上り、8年ぶりの最高を更新し、中国の対外貿易全体に占める割合は29.7%に達した。国際定期貨物列車「中欧班列」の運行本数は同22%増の1万5千本、輸送した貨物は同29%増の146万TEU(20フィート標準コンテナ換算)に上った。人民日報が伝えた。
21年の中国から沿線国への直接投資は同7.9%増の1384億5千万元に上り、対外貿易総額の14.8%を占めた。沿線国の企業も中国の発展チャンスを高く評価し、対中直接投資が初めて100億ドル(1ドルは約115.5円)を超えて112億5千万ドルに達した。「一帯一路」関連のプロジェクト建設が安定的に進められ、中国企業が沿線国で請け負ったプロジェクトの完成工事高は、対外請負工事の総額の57.9%にあたる5785億7千万元に達した。
21年には中国と関係国との間で、貿易円滑化作業チームと二国間投資協力作業チームが計8チーム立ち上がり、協力のメカニズムは日に日に整い、意思疎通のルートがより豊富になった。それと同時に、中国国際輸入博覧会、中国国際サービス貿易交易会、中国輸出入商品交易会(広州交易会)、中国・ASEAN博覧会、中国・アフリカ経済貿易博覧会などの見本市の開催が成功し、共に建設を進める国との経済貿易協力を促進した。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年3月1日