中国では5日午前、北京市内の人民大会堂で第13期全国人民代表大会第5回会議が開幕しました。同会議で政府活動報告が打ち出した、今年の国内総生産(GDP)の伸び率を5.5%前後とする予想的目標について、国家発展改革委員会の何立峰主任は「中国の経済発展には強い底力があり強靭(きょうじん)でもある。年間目標を達成する自信がある」と述べました。
何主任は「2021年に中国の経済総規模は114兆4000億元に達した。中国経済が年間13兆元の純増を達成したのは中華民族史上初のことで、増加分はドル換算で3兆ドルに達した。このことは中国の経済発展には強い底力があり強靭であって、市場主体(事業者)の活力とリスク耐性が強いことを物語っている。これらが、今年のGDP成長目標である5.5%前後を達成する自信と基礎になる」と述べました。
何主任は「今年1-2月の状况を見て、我々は大いに自信を持った。電力使用量と発電量の増加幅はいずれも6.7%前後だ。鉄道の貨物輸送量、特に企業の輸出は引き続き二桁台の成長を維持している。これらは、中国には経済の推移を合理的な範囲内に維持し、年間目標を達成する能力や自信が十分にあるだけでなく、決意や(達成のための)基礎、条件もあることを物語っている」との考えを示しました。
「中国国際放送局日本語版」2022年3月6日