中国、都市化実現後も農村に暮らす人口が約4億人

「人民網日本語版」  |  2022-04-05

中国、都市化実現後も農村に暮らす人口が約4億人。

タグ:都市化

発信時間:2022-04-05 14:12:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

生活の質も高まっている。河北省保定市に住む陳美華さんは、以前は都市部に集中していた5Gネットワークや交通機関、道路、教育といった資源が、今は農村部にも拡大していると感じており、「それらが、農村部の生活の質をさらに都市に近づけ、一般庶民に実質的な益が及んでいる」と話す。

農村部の「自己発展機能」向上がキーポイント

「都市部による農村部の発展牽引」を実現するためには、産業の発展がカギとなる。統計によると、3月22日時点の県級以下の行政単位(郷、鎮、村)の登録企業数を見ると、江蘇省が最多で、合わせて881万5300社ある。以下、広東省(703万8800社)、山東省(669万1100社)、浙江省(520万8800社)、河南省(517万8200社)と続く。業界の分布を見ると、2021年、新規企業は主に小売業や卸売業、飲食業、住民サービス業、牧畜業に分布していた。

産業が発展しなければ、農村部の経済に活力をもたらすことはできない。専門家は、「『任務』が言及している『都市部・農村部を繋ぐコールドチェーン物流、ECプラットフォーム、農産物マーケットネットワークの建設、重要農産品貯蔵施設と都市部・農村部コールドチェーン物流施設建設』といった措置は、農村部経済の『自己発展機能』向上というキーポイントに注目している」と分析する。

中国社会科学院農村発展研究所の李国祥研究員は、「農業生産の機械化やスマート化が進むにつれて、農村では今後、さらに多くの労働者が生まれることになるだろう。新型都市化を促進するためには、経済発展の規律に従い、大都市、小都市、県の行政中心地、郷・鎮、農村部の間で、要素がより合理的に流動し、産業チェーンがより合理的に配置されるよう推進し、県域産業の発展や農村部の経済サポートを通して、都市部による農村部の発展牽引や都市部・農村部融合を実現すると同時に、農村の過疎化を避けなければならない」との見方を示した。(編集KN)

「人民網日本語版」2022年4月5日


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