ボアオ・アジアフォーラム理事会の李保東事務局長
李事務局長は、世界経済回復の不確実性が増加する中、イノベーションと知的財産権保護が科学技術の進歩を推進し、産業の高度化を促進し、持続可能な発展を実現する重要な駆動力となっていると示しました。また、李事務局長によりますと、世界各国がイノベーションと知的財産権の保護戦略を重要な国策としています。中でも、現在、世界の知的財産権出願の約70%はアジアからで、研究開発資金の60%はアジア市場に投入されていて、東南アジアのベトナム、マレーシア、シンガポールおよび北東アジアの中国、韓国、日本はいずれもグローバルイノベーション指数ランキングにおいて非常に高い順位を獲得しています。李事務局長は「中国は2021年グローバルイノベーション指数で12位になっただけでなく、特許商標、新品種の出願件数でも世界一になり、力強い成長傾向を示している」と述べました。