商務部の王文濤部長はこのほど、「この2年間に新型コロナウイルスの影響、世界的な産業チェーン・サプライチェーンの調整を受け、世界の国を跨ぐ投資に大きな変動が生じた。しかし中国の外資導入は終始、安定増を保った。中国は常に外資にとって人気の投資先だ」と述べた。
中国の外資導入額は昨年、再び記録を更新し、1兆元を初めて突破し1兆1500億元にのぼった。伸び率は14.9%で、10年ぶりに2桁台に乗った。ハイテク産業の外資導入額が占める割合が初めて3割を超えた。
中国の外資導入の魅力は薄れていない。海外投資家及びグローバル企業は行動により、中国に信任表を投じている。
今年1−3月の全国の実行ベース外資導入額は前年同期比25.6%増の3798億7000万元だった。
ハイテク産業の外資導入額が急増している。ハイテク産業の実行ベース外資導入額は前年同期比52.9%増の1328億3000万元。うちハイテク製造業は35.7%増、ハイテクサービス業は57.8%増。東部・中部・西部の外資導入額が全面的に増加した。中国東部の実行ベース外資導入額は前年比23.4%増、中部は60.7%増、西部は21.9%増。全国の21省(自治区・直轄市)の実行ベース外資導入額が2桁台の成長となった。
中国経済は今年に入り安定回復を維持している。外資安定政策の効果が持続的に顕在化しており、ビジネス環境が絶えず最適化されている。商務部研究院国際市場研究所の白明副所長は、「中国は一連の安定成長の措置を講じており、各方面のマインドを安定させている。外資は中国経済に期待し続けている。通年を展望すると、安定維持の流れに期待できる」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年4月24日