欧州の自動車産業、中国メーカーの攻勢を受ける

中国網日本語版  |  2022-05-08

欧州の自動車産業、中国メーカーの攻勢を受ける。台頭中の中国自動車メーカーが、国際市場にしっかり根ざすチャンスは大きい…

タグ:自動車 メーカー 品質 EV

発信時間:2022-05-08 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国自動車メーカーは現在、技術の先駆者へと急速に発展している。吉利、蔚来、小鵬などの企業が欧州の事業展開に力を入れており、ドイツ企業からすでに警報が出されている。VWブランドのブラントシュテッターCOOは昨年の会議で、中国人は電気自動車(EV)の駆動及びデジタル技術を把握したばかりか、車全体の品質と仕上がりを改善したと警告した。独週刊誌「デア・シュピーゲル」が伝えた。


 中国の競合他社は現在、ドイツ自動車産業全体を脅かしている。これは中国本土だけでなく、西側市場でもそうだ。吉利などの若いが成熟したメーカー、蔚来や小鵬などの新たな競合者は、感染症による危機からショックを受けていない。彼らは市場のEVへのモデル転換を、産業のパワーバランス全体を抜本的に再構築する機会と見ている。この動きは野心的な裸一貫のビリオネアから支援を受けている。

 

 台頭中の中国自動車メーカーが、国際市場にしっかり根ざすチャンスは大きい。コンサルティング会社のローランド・ベルガーは、中国EV業界は完成車及びバッテリーの生産量及びコストパフォーマンスでリードしており、かつ技術的(航続距離、効率、安全性など)にもドイツなどの国に引けを取らないとの見方を示した。これは中国の良好なインフラと関連している。寧徳時代、比亜迪などのバッテリーメーカーがサプライチェーンを支えており、テンセントや百度などは自動運転及びコネクテッド技術の理想的な協力パートナーだ。

 

 またオーストリアメディアの報道によると、欧州全体の自動車の販売が数カ月遅れているが、中国メーカーは同じ時期に大きく前進した。分析会社のJato Dynamicsのデータによると、中国メーカーの欧州市場における自動車販売台数は昨年、倍以上に増加し約6万6000台にのぼった。中国企業が出資し、中国で生産されている欧州ブランドの車を加えると、この数値は9万台を超える。この増加傾向は今後も続き、今年1−2月の販売台数は1万3000台弱にのぼっている。

 

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年5月8日

 

 

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