中国中小企業協会が9日に発表したデータによると、4月の中国中小企業発展指数(SMEDI)は前月比0.3ポイント減の88.3で、前年同期を下回った。
中国国際経済交流センター経済研究部の劉向東副部長は「証券日報」に、「各地での散発的な感染拡大の影響を受け、中小企業などの企業主体が経営難に陥っている。正常な客入りと売上の達成が大きな困難に直面している。これまでの減税・費用削減などの政策はその経営難を和らげ、負担を大幅に軽減したが、依然として経営を維持できない状況だ。そのため焦眉の急は、感染拡大を封じ込め、市場の見通しを安定させ、一連の政策措置を打ち出し企業を支援し、中小企業の閉鎖・倒産の可能性を下げることだ」と述べた。
中央銀行は最近、金融支援や包摂型零細企業貸出支援ツールなどの政策を積極的に実施し、中小・零細企業への金融サービス能力の建設を強化し、信用情報共同応用を推進し、零細企業の資金調達の範囲を広げ利便性を高めている。4月の資金指数は前月比0.1ポイント減の100.9で、景気判断の分水嶺となる100以上を維持した。同時に国が一連の段階的かつ複合的な雇用安定・民生保障政策を打ち出し、労働力指数が100以上で推移している。4月の労働力指数は前月比0.3ポイント減の105.3。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年5月12日