『経済参考報』が22日に交通運輸部から得た情報によると、国務院物流円滑性保障活動指導チームは観測データを統計し、5月21日、全国の貨物物流は全体的に秩序よく運行し、回復していることがわかった。うち、国内の鉄道輸送貨物は1107万4000トンで前期比1.85%増加、コンテナ取扱量は73万6000TEUで同0.6%増加。5月21日24時の時点で、全国の高速道路で臨時封鎖している料金所とサービスエリアはない。
このような回復傾向は上海の状況からも見てとれる。近頃、上海市の防疫情勢が良好に向かうのに伴い、三段階で重点企業が操業を再開し、浦東空港の貨物機の数と輸送量も持続的に回復している。5月20日の浦東空港の貨物機離着陸数は175回、貨物取扱量は7918トンで、貨物輸送量は平時の80%まで回復した。
吉林交通運輸部門は発展改革部門と共同で省内に12カ所の物資中継所を設置する計画で、うち6カ所が業務を開始し、重点物資輸送を保障している。現在、吉林省の物流輸送は円滑で、高速道路の1日あたりの貨物自動車通行量は13万6000台に達し、コロナ前の75%に回復した。
連日にわたり、新疆ウイグル自治区交通運輸庁も防疫作業を徹底しながら重点物資の輸送保障を強化している。区内27本の国道と77本の省道に408本の重点物資輸送専用道路を設置し、第一弾129社の「ホワイトリスト」企業を発表し、重点物資輸送車両の優先と快速運行に力を入れている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年5月29日