青蔵高原(チベット高原)で建設中の、高さ180メートルの羊曲水力発電所ダムは、2024年に地球最大の3Dプリント施設になる。施工は完全にAIスマートアルゴリズムで動く機械によって行われる。青海省で建設中のこの大型ダムは、アラブ首長国連邦ドバイのオフィスビルを抜き、史上最大の3Dプリント施設になる。仏誌「Usine Nouvelle」が伝えた。
「これは世界最大の3Dプリント施設だ」同プロジェクトに参加する中国の設計者は、この黄河川上に位置する高さ180メートルの建築物の規模を強調した。建設現場に作業員の姿はない。すべての建機(掘削機、トラック、ブルドーザー、ロードローラー)が無人だ。
建設方法はこうだ。AIの計画に基づき、ロボットが一層ずつプリントし、施工中の各段階で構造の健全性をチェックする。建設作業は昼も夜も続く。同プロジェクトの責任者によると、作業員を何度も繰り返す辛く危険な高標高施工から解放し、人的ミスを解消することが目標だという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年6月1日