住宅・都市農村建設部は1日、「都市児童友好空間建設ガイドライン(試行)」(意見募集稿)を発表した。同ガイドラインは、児童友好空間建設は都市・街区・コミュニティの3レベルで同時に推進するとした。重点活動内容には、公共サービス施設、道路空間、公園・緑地の児童に適した改修と、校外活動の場や遊び・休憩施設の建設が含まれる。
ガイドラインは、安全優先の原則を堅持し、各種建設においてグリーン・安全・環境保護の材料の使用を堅持し、児童が密集する場所の安全災害事故リスクを効果的に減らし、児童の防災と減災の意識及び能力を高めるとした。自然を好み探索に好奇心を持つ児童の心理的な特徴を尊重し、資源・芸術・趣味などの要素を児童友好空間に十分に浸透させ、児童のために安全で健康的でグリーンな楽しい成長空間・環境を作る。
ガイドラインは都市レベルについて、「小街区・密路網」という都市道路建設理念を実行し、生活街区の尺度を小さくし、徒歩と自転車による移動の品質を高め、児童の移動の利便性を高めるとした。
ガイドラインは、各都市が効果的な児童参画メカニズムを形成することを奨励する。児童関連の都市建設・改修プロジェクトは、プラン策定、建設実施、評価・フィードバックなどの部分で、児童及び保護者の意見を広く聴取するとした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年6月2日