「証券日報」の調べによると、テスラ上海ギガファクトリー、上汽乗用車臨港工場などの完成車工場が2交代制を開始し、生産能力をさらに上げている。テスラ上海ギガファクトリーの生産能力利用率は現在100%に戻っている。
トップの完成車工場のけん引を受け、一時停滞していた自動車産業チェーンも力強く回復している。上海に工場を構える自動車部品サプライヤーの責任者は、「取引先ばかりか我々も焦っている。会社全体が生産に追われる状態だ」と述べた。
情報によると、国家共同感染対策メカニズムの働きかけを受け、浙江省・江蘇省・上海市が全力で連携し、長江デルタ重要物資緊急供給保障中継ステーション(浙江〜上海)を正式に稼働開始させた後、サプライヤーの運搬車両が寧波などの拠点で荷降ろしを行い、そこからさらに統一的に工場に輸送できるようになった。自動車部品の順調な供給が保証された。
業界関係者は、「自動車産業は点によるチェーンのけん引と共同操業再開により、生産能力の拡大に対して大きな効果を生む。しかし部品の供給は現在まだ完全には回復しておらず、産業チェーンの企業の生産能力が100%回復するのは7月だ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年6月14日