天津港で23日、地中海・東南アジア航路が正式に開通しました。この航路は今月開通した3本目の、地域的な包括的経済連携(RCEP)協定加盟国につながる航路です。これにより、北京・天津・河北地域とRCEP関係国との間の海上輸送がさらに強化されました。
地中海・東南アジア航路は、天津港とベトナム、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシアなどRCEP加盟国の各港を結ぶもので、5〜6隻の貨物船が運航しています。天津港は同航路のほか、7月6日と7月14日に2本のRCEP航路を開設しました。天津港と東南アジアの各主要港との間を毎日コンテナ定期船が往来することが実現し、天津から東南アジア諸国への海上輸送時間を最低9日間まで短縮しました。
天津港株式有限公司の謝書杉中継市場開発マネージャーは、「この航路の開通は、天津港のコンテナ航路のネットワークをさらに充実させ、天津港と東南アジア諸国を往復する1日あたりのコンテナ便数を最大で6便に増やした」と説明しました。
中国国際放送局 2022年7月24日