中国科学院によると、中国独自の設計・建設による石炭からのエタノール生産プロジェクトが今年9月に陝西省楡林市で生産を開始し、年間のエタノール生産量は50万トンに達する見通しです。同プロジェクトはエネルギー安全保障、食糧安全保障及び大気汚染緩和に対して重要な戦略的意義を有しています。
2020年、中国のエタノール生産量は987万トンで、そのうち約274万トンは燃料用のエタノールであり、主に古い穀物を利用して生産が行われています。しかし、中国では現在、年間1400万トンの燃料用エタノールが必要とされており、まだ大幅に不足している状況です。
「中国国際放送局日本語版」2022年7月31日