第6回世界越境EC大会が9日、河南省鄭州市で開幕した。3万8000平方メートルの展示ホールでは、200社を超える越境ECの輸出入商品の前で多くの来場者が足を止め、購入した。
商務部のデータによると、中国の越境EC総合試験区のオンライン総合サービスプラットフォーム登録企業は3万社を超えている。越境ECは国際貿易の専門的なハードルを大幅に引き下げ、多くの零細主体が新型貿易の経営者になっている。
イラン人の胡文宇氏(中国語名)は、波斯印象商貿(北京)有限公司の営業マネージャーだ。「当社の主力事業はイラン産の絨毯、タペストリー、手工芸品の中国への輸出だ。以前は主にTikTok、微信、快手で販売していた。河南省の世界越境EC大会に参加するのは今回が初めてで、より多くの新たな取引先を見つけたい」
越境医薬品展示エリアは本大会の大きな見所だ。出展したある製薬企業の責任者によると、消費者が全球匯プラットフォームで注文・決済してから2分で薬品が通関を終え、指定の場所まで郵送される。最短で翌日に到着する。
税関のデータによると、中国の越境ECの規模は2016−20年で10倍弱に拡大し、中国の貿易成長を力強く支えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年8月10日