中国税関総署がこのほど発表したデータによると、中国の今年1−7月の物品貿易額は前年同期比10.4%増の23兆6000億元だった。貿易は多くの悪影響を克服し、高い伸び率を実現した。うち7月のドル建ての輸出額は前年同月比18%増で、この伸び率は海外メディア及び経済学者の予想を上回った。海外メディア及び専門家は、最新の貿易データは中国経済の強靭性を示しており、中国経済の持続的かつ穏健な発展を支えるとの見方を示した。
米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は、「中国の輸出は過去数カ月で力強い回復の流れを示しており、7月になっても驚くほどの強靭性を示した。これは中国製品の需要が疲弊するとの世界の予想を再び裏切った。公式データによると、中国の7月の輸出額の伸び率(前年同月比)は本誌の平均予想値を上回った」と伝えた。
シンガポール華字紙「聯合早報」は、「中国の7月の輸出額はドル建てで前年同月比18%増で、多くの専門的な研究機関の平均予想値を上回った。1−7月の輸出額の伸び率も予想を上回り、世界の需要減の貿易に対する圧力に関する予想を裏切り、中国経済に力強い支えを提供した」と伝えた。
独シンクタンク・シラー研究所創設者兼会長のラロッシュ氏は、中国の今後の経済発展を非常に楽観している。「中国は科学技術イノベーションを終始強調しているが、これが中国経済の強靭性の出処だ。中国は科学技術イノベーションを発展の中核的な駆動力としている。科学技術イノベーションに焦点を絞り、持続可能な発展を促していることは、他国にとって参考になる。中国の成績は各国に対して、正確な発展の理念とたゆまぬ科学技術イノベーションこそが、経済の持続可能な発展の力の源泉であることを示している」
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年8月12日